近年、自転車による事故が多発してきています。
自転車の事故というと、車との接触事故などの交通事故を思い浮かべますが、最近はなにやら様子が違うようです。
自転車同士の事故や、特に多いのが自転車対歩行者のような、歩行者に対する事故が増えてきています。
警察庁の統計を調べますと、自転車が関係する交通事故は増加傾向にあります。
自転車乗用中の死傷者数は、平成17年度で18万5532人、自転車と歩行者の交通事故は、2256件(平成18年は2767件)と、10年前の5倍近くになっています。
また自転車に関係する取締りは、昔よりも厳しくなってきています。
信号無視、一時不停止、無灯火、酒酔い運転などの悪質・危険な違反については、積極的に検挙されたり、適正な処分がなされることになっています。
事故が起これば、たとえ自転車であっても、加害者・被害者どちらにもなりえる乗り物です。
このように、よく考えれば自転車はかなり危険な乗り物であるということを踏まえながら、自転車マナーや自転車保険について考えていきたいと思います。