急増!自転車事故に備えよう

自転車保険に代わるもの

自転車保険以外の方法で、保険と同等か、またはそれに相当するような補償を得る方法はないのでしょうか?

実は、自転車にはTSマークという物が貼られています(全ての自転車と言うことではなく、あくまで基準をクリアしているものに貼ってある物です)。

TSとは、TrafficSafety=交通安全 の略です。

これは、その名のとおり自転車を安全に利用してもらうための制度で、自転車安全整備士が普通自転車を点検・整備して安全の確認をしたときにこのTSマークが貼られます。

このTSマークには、TSマーク付帯保険というものがあって、保険が付いています。自転車安全整備店の印
ちなみにこのTSマーク、TSマークが付いている自転車安全整備店の看板が付いているお店でのみ取り扱いがあります。

ただし、補償内容が損害賠償で最大2000万円、怪我の入院でも15日以上が対象になっているので、補償としてはあまり心強くないと思われます。
(2014年10月1日以降に点検貼付けされた赤色TSマークは、最大5000万円に変更されています。)

とくに、最近では自転車事故でも多額な賠償金の支払いを要求されることが多くなっていることもあり、これだけではちょっと物足りないと言うのが本音でしょう。

ですが、それでも保険のように保険料などを支払うことなく、補償を受けることができるのですから無いよりは良いでしょう。


注意しておかなければいけないところは、有効期限が整備(点検)した日から一年間だということです。

普通の生活で乗る自転車を一年ごとに点検に出す人はあまりいないでしょうから、考えようによっては、ほとんど無いに等しい保険かもしれません。

既に別の傷害保険や賠償責任保険に加入していれば、TSマーク付帯保険は別に気にするような保険ではありません。

そもそも、これは車でも歩行者でも言えることなのですが、交通ルールを守って左右の安全確認、一時停止、徐行などを心がける等、事故を未然に防ごうという意識が一番大切なのです。

TSマークの種別

TSマークには、2種類の色分けがされています(緑は廃止となりました)。
この色によって、補償額は変わってきます。TSマーク

□TSマーク別賠償責任補償(死亡もしくは重度後遺障害1~7級)

・青色 1000万円
・赤色 5000万円

赤色TSマークが貼付された自転車に搭乗中の事故により入院15日以上の怪我をさせた相手方に一律10万円を支払う被害者見舞金が新設されました。
(TSマーク付帯保険は、平成26年10月に賠償責任補償限度額等の拡大がされました。)

この改正の背景には、自転車が歩行者に衝突して歩行者を死亡させ、遺族から高額な賠償を求められるケースや、保険未加入等で十分な賠償支払いができないケースが多々あり、これらの情勢に対応するためだと言われています。


ちなみに損害を被った場合の補償額に触れておきます。

□死亡もしくは重度後遺障害(1~4級)を被った場合

・青色 30万円
・赤色 100万円

□入院した場合(事故の日から180日以内に15日以上入院)

・青色 1万円
・赤色 10万円

なんとも言えないくらい低い補償額ですね。
被害を被った側がこんな低い補償では、高額な損害賠償請求をされるのが当たり前ということが良く分かると思います。

たいていの人は、保険に入っていてもここで述べたTSマーク付帯保険しかないのですから、別に自転車保険や個人賠償責任保険に入る必要性があることが分かっていただけると思います。

 
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