道路交通法改正 15.06.01
今回はテレビなどでも割と取り上げられている道路交通法改正（平成２７年６月１日施行）によるおもな改正点です（正確には”改正道路交通法”です）。
一番大きな改正点は、違反者には自転車運転講習の義務が追加されたことでしょう。
警告１回目はサッカーで言うイエローカード、３年以内に警告２回以上で講習確定ということになります。
この講習、結構時間掛かるみたいですよ、だいたい３時間前後くらいみたいです。
しかもお金が5,700円前後掛かるみたいです。
（講習に行かなければ罰金刑になることがあり、前科者になってしまう可能性もあります。）
これまでの記事でも話してきたように、今までは自動車で言う赤キップ的なものしかなかったので、取り締まる側もやりにくかったしょうし、裁判の書類を作成するのも面倒というのもあったと思います。
今回はそのハードルが下がったので取り締まりは増えるかもしれませんが、今までちゃんとルールを守っている人には、法律が改正されようがほとんど関係のないことです。
最近私の周りでも、当たり前ですが信号をちゃんと守っていたりする人も増えてきているように感じるので、それなりに効果はあげているのかもしれないですね。
実はこれ２年前に公布されたものです。
同じ時期に公布されたものは、ほとんど半年や１年で施行されていますから、このシステムを作るのに約２年前後掛かったということなのでしょうか？
これだけ時間掛けるなら、子供は別途考えるとして、もう免許制でいいんじゃ・・・ｗ
何の自己証明書を持たない人が警告受けたら、防犯登録じゃ確定できないし本人確認どうするんだろう？っていう根本的な疑問もあるのですが・・・・、まあ拘留されるかなｗ
あと、こういう法律が変わるときに何がダメで何がＯＫとか調べる方も多いようですが、基本的に昔からダメなことはほとんど変わっていません。
努力義務になったり、注意や取り締まりといった取り決めが変わっているだけです。
悪質運転危険行為として各警察のHPなどに14項目あげられていますが、こういうのは昔からダメなことですし、ちゃんと守ってる人にはホント関係ない話です。
どうしても自分で判断に迷うとか分からないことがあれば、自転車は軽車両ですから自動車やバイクの法規に準じていれば、大きな間違いはないはずです。
自動車やバイクの免許なんか持ってないよ～という方は、公道を軽車両で走る以上、今の制度では自分で勉強するしかありません（自動車の免許なんてほぼ強制的に教習所に行ってお金が要ることを考えれば、自転車は自分で勉強すればいいだけで免許皆伝なんてむしろラッキーですｗ）。
わざわざ本とか買わなくていいんです。あなたの周りに車の免許を持っている人くらい一人はいるでしょう。
その人から免許更新時の教本をもらって勉強してください、おそらく新品のままでほったらかしですｗ
子供さんがいる方は、責任を持って親が教えるしかないでしょうね。
あと余談になりますが、私は自動車も自転車も乗るのですが、自動車に乗っていて特に怖いのが信号の有無に関わらず飛び出し（一時停止違反）と、夜の無灯火です。
無灯火なんて今回の14項目にはあがってませんが、自動車から見れば無灯火っていうだけでもそうとう怖いのに、それに飛び出しが重なるとホントに怖いんです。
本当に怖いので最近は夜の車の運転はほとんどしなくなりました。
逆に自転車に乗っていて怖いのは、ウインカーを出さない車（交差点を曲がる寸前とか曲がり始めてから意味も無くウインカーを出すような免許取り上げて欲しいと思ってしまう運転者が多い）ですね。
左折の時なんか巻き込まれないように特に何度も横を走る自動車のウインカー確認してるんですけどね、それでも曲がってくる車の多いこと多いこと。
自動車も免許更新時に50問くらいの学科試験実施して、免許保有者を減らして欲しいくらいですね。
ああ、愚痴っぽくなってしまいましたが、道交法が改正されたとはいえ、普段からちゃんとルールやマナーを守って行動している方にはほとんど何の影響も無いってことです。
上記のような危険な例は私個人が感じて思うことですが、あなたが感じたルールを守らない人の行動というのはまた違うと思います。
こういう自分の周りに起こりそうな危険を常に予想して、ぜひ自分を守っていただけたらと思います。
道路整備についてはもうずっと言ってるんですけど、いいかげん本腰入れて自転車レーン作るほうに特定財源使って欲しいですよね～。
都市部ほど必要なんですよね自転車レーン、土地が無いから出来ないとかそんなもんこれっぽっちも理由になりませんから。
まあ自転車なんか乗らないお役人さんたちには分かんないでしょうけど・・・。
